わたしのことは手を抜いて幸せにできない


終電間際の新橋を歩いていれば、酔っ払いがわたしに声をかける。「もう1軒行きたいと思って。どうですか」だなんて、寂しいひと同士で集って夜を過ごしたら良い、わたしには必要ない。バッタリ運命のひとに出会うかもしれないし、それがいま逃したご縁だとしても、なんでもいい。「寂しい」からってわたしに声をかけてくんな。わたしは、たった一人で新橋を歩いていようが、イルミネーションを一人でボーッと眺めていようが、たったひとりで土日をソイラテを飲みながら過ごしてようが、わたしはさみしくない。

9000km離れた遠い場所に、季節も違う場所に彼氏がいる、もう遠すぎる。帰りの飛行機は遠すぎることを実感したくなくて、ひたすらに寝た。およそ10時間、ぶっ通しで寝た。泣きまくったら、欠航でもしてくれるなら、わたしは息が止まってもいいかと思うほどに泣ける。ひとりで泣いていたって飛行機は飛ぶ。どうせわたしの止まらない涙は、じぶんで拭きとらなければいけない。もう何度目だろうか、なんども空港で数ヶ月ぶりに会い、なんども空港で別れた。もう10数回はこれを繰り返した。繰り返せば繰り返すほど、に慣れない。空港にいくまでをカウントダウンするこ