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23歳、ブログを書き始めて12年目。干支が一周回る。大したことない気もする。でもね、人生で半分以上何かに向かって書いているというんだからなんだかすごい。2007年は、リーマンショック前。よく考えると日本中がドロドロとした闇に覆われていたように思う。今よりインターネットは匿名性が保たれていて、顔写真どころか、本名すら出してはいけない。と叩き込まれていた。”HN"というフレーズも使われなくなったように感じる。そんな時代から、2019年になる前まで、ずっと何かになりたくて、きっと書いていたんだろうと思う。

23歳になると、夢ばかり見ていられない。と思い始める。5年前など口にすることなどなかった、様々な事情や妥協と夢が混じり合った会話をする。23歳で大学5年目、人より多く学生時代をしても、瞬きする時間もなく、すぎていく。

東京にいると、何者かになりたくなる。ニュージーランドに行ったらそんなことは、どうでもよくなった。たとえ、お金がなくともワークライフバランスが保てれば、人は幸せに生きている。土日のバーベキューの匂いや、友達と海でサングリアを飲んでいたことを思い出せる。東京にはワークライフバランスなんて言葉は、全然通じない。どうせ、働かなきゃいけない。どうせ激務。だったらお金を稼がなくては。だったら、手に職をつけて、しっかりとキャリアを築かないと。とか。どうせ、豊かな暮らしをしたい。私は、コップやカトラリー、本、身に着けるスニーカーだって好きなものを選びたい。東京に、好きなものは全部ある。買いたいものはなんでも手に入る。でも、ワークライフバランスとか、海沿いの暮らし、女性に優しい社会なんかは手に入らないらしい。でも、とりあえずは、働いて社会のでかい波に揉まれなくちゃいけない。そんなことを思うのすら日本人のステレオタイプではないのか、と笑ってしまう。私は、日本生まれで日本育ち、そういうことも組み込まれていても仕方ない。

好きなことをしながら食ってけるほど私の人生なんか甘くない。好きなことが何かなんて言われたら、多分ラーメンを食べることといってはぐらかしてるだろう。特にわからない。写真も好きだし、文章を書くのも好き、何かを編集したりガジェットをいじるのも、人と話すのも、すごく好きだけど、特に長けているかわからないし、プロではない。だから、もういいかってちょっと思ってた。そこまで、長けてない学歴も足りない、金も足りない。だから、仕事をしてキャリアを積んで生きていこう。それが自分にとって一番得策だろう。と思って就活した。事実、得策だろうと思う。お金を稼ぐ手段として、もっとも効率的で、割りがいい。でも、だからって好きなことを、しない。人生とはなんなんだろうか。私は、幸せだと書くことをやめる。し、書かない。書く時間もない。そして、今のままでいいから。だと思う。たまに同じことを言うけど、インスタグラムが流行れば流行るほど、こういう長い文章を書く人は減り、見る人が増えるほど、私は書きたいことを書かなくなり、大人になればなるほど、思考をアウトプットしなくなる。でも、こういうことをしていかないと人生に色味がなくなる。人に何かを向けて発信したりしないと、私は枯れるのだろうな、そのままその温い場所に落ち着くんだろう、そう思う、そしてそれは嫌だな、と思う。

多くの年上の"センパイ"や友達が先に就活に飲み込まれていったことを思い出す。誰かと違う人にみんななりたかったはずなのに、途端に髪を黒くし、しているタトゥーを隠し、いつの間にか何者かになることを"みんなと同じ中のトップを目指す"ことにすり替えていて、気味が悪い、誰も何かになれずに、諦めていく。と思っていた。でもわかる。現実はそんな簡単じゃないのだ。お金は自分で稼がなくてはいけない、家は自分ともしかして、配偶者と立てなければいけない。子供を産むなら莫大な資金が必要で、貧乏では私のやってきた学生時代は到底できそうにない。重たい、知らない額の話がどんどん積み重なっていく。働くことは割りがいい。

それでも私は、たまには、好きだと思うものに対して、こうして好きだといっていたいし、書いていたい。18歳の頃の派手な自分よりずっと自分の好きなものがわかるようになった。誰かのまねや、誰かを羨ましく思う気持ちは減って自分の選ぶものに信用が持てるようになった。きっと、働き出したらこんなブログは書かなくても生きていけるだろうし、必要じゃないかもしれない。でも私はこのブログを書いている間の人生の余白を忘れたくない。ここには好きなものしかない。たまには、自分の好きなものだけみて集めていたいし、そこから開ける可能性を無視したくないと思う。

things i love

百合: 百合は美しい。漢字も綺麗でいい。細やかで繊細なお花も好きだけど私は百合の甘ったるい匂いとどうしても目立つ凛凛しさが大好き。

tiny italian restaurant:高級なお店よりも、かしこまったイタリアンよりも好きなのは小さくてオントレが美味しいイタリアン。オントレからメインそしてデザートとサングリアをたらふくお腹の中に入れるのが贅沢。こういう小さいイタリアンを見つけては、嬉しい気持ちになる。こういう場所で女友達と語る夜が大好き。

caffe late : ブラックも飲めるけど頼んじゃうし好きなのは甘いカフェラテ。美味しいお寿司や焼肉、町中華やラーメン食べた後に落ち着いたカフェにいって話すのが大好き。食後のコーヒーは理想や夢の話が膨らんでいいモチベーションになる、大好き。どんな人とでもコーヒーをする仲になることがマイルール。

white shirt&sneaker&denim

キャミにデニム、ホワイトシャツを羽織って、真新しいスニーカーをはく。もしかしてでもなくどちらかというと綺麗系なコンサバスタイルの方が似合うのかもしれないけど、こういうナチュラルな格好をしてると自然と足取りが軽くなるような気がする。

Lany: its my current feeling!チルだけどキャッチーなメロディーが好き。そういえばブログ名を数年ぶりに変えたんだ。ずっとブランドのように自分の名前だったけれど、しっくりきたワードがあって。Lanyの歌からとったけどCurrent Location。今の場所、現在地、っていいなと思って。今私が書いてることは現在地での話、それが自分の目的地にまで続いていくステップになってるといいな〜みたいな意味でね。

apps:iphoneを持ってからずっと好きで詳しいものアプリ。最近はね、Focosっていうポートレートのボケ具合を調整できるアプリ使ってる。なんせケチってiphone8を1年前に買っちゃったからポートレートがないの。でもこれで思い通りに綺麗な写真にエフェクトできるよラッキー。

なんども紹介しちゃうけどany.do。メンドくさがり屋の私も使えるタスクアプリ。uiが楽でいい。アプリって楽じゃないと続かないんだよね。有料のアプリを買っては消して、買っては消して、一軍を常に選抜中。

bf:日本に来ました。漢字を頑張ってる。私も一緒にいるときに英語を頑張るぞ〜今年こそはね。まっすぐ一つ一つ丁寧に取り組んでいくこと、何かの偏見を全然持ってないこと、人に優しくすることに抵抗がないこと。いいね、素敵だと思う、口にはあんまり出さないけど、こっそり本当にリスペクトしてることいっぱいある。こういう人になれたら、もっと優しくなれるかなとか。一緒に汚い場所でご飯を食べるのが日本っていう感じで面白い。後、あんまり一緒に歩かず車移動ばかりだったから散歩したり、海沿いで私たちだけ着替えずそのまま歩いてる感じとか、なんかちょっと新鮮で楽しい。

こうして書いたり集めたりしてるのはやっぱり好きだな。いつも何か作りたいとかいって諦めるけど、ずっと心の中にある好きな人たちをまとめたジーンでも作ろうかな。もちろん親友から始まり、アーティスト、デザイナー、スポーツ選手、会社員、なんでもいいけど世界のいろんな場所でいろんなことを考えている人たちをフューチャーでもしようかな。周りにはキラキラ輝いてる人がいて、楽しそう。ま、気楽にやりますね。またね。

KInami

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